Tasteless Blog

Archive for the ‘museum’ category

イベント等でお相手してくださった皆様、ありがとうございます!

さて約翰の近況ですが、オルメカ展に行ったからテスカトリポカについてもっと調べたくなったり、ビックリマンオンリーに行ったからプロペチをもっと書きたくなったり、スーパーでの買い物のついでにちょくちょく遊んでるからゲッテンカについてもっと知りたくなったり、和月先生の『エンバーミング』のコミックスを読んだから久し振りに切り裂きジャックについて語りたくなったり……このところ創作意欲が刺激されまくりで、でもその意欲をなかなか形にできなくて悶々とする日々。
でもまぁ、刺激がないよりは全然マシです。ラヨシュが休眠状態なのも要するにそういうことだし。

オルメカ展は規模こそこじんまりとした印象でしたが、興味深いものが多かったです。後に栄えたマヤ文明などにも通ずる要素がいろいろ見られましたが、一方で独特のオルメカテイストもしっかり感じられたのが面白いです。
気になることがいっぱいあって、書きたいけれどろくに調べられていないので、詳細は機会があれば。
でもちょっとだけ……オルメカと聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるであろう巨石人頭像はやはりインパクトがありましたが、個人的にもっとも印象に残った展示品は黄鉄鉱の鏡でした。ごく小さなもので装飾もなく、それ自体は地味な遺物ですが、何しろ約翰はテスカトリポカ好きなもので。解説文の、「鏡は(中略)魔術的な力があると信じられ宗教儀礼に使われていた」というくだりに関しては容易に想像できるんですが、その後の「また、戦士のシンボルとしての意味も考えられている」というのが気になって。なぜ戦士のシンボルと考えられるのか、その根拠がよく判らないんです。そういえば、アステカの絵文書『バチカンA絵文書』『テレリアーノ-レメンシス絵文書』に、テスカトリポカの足の鏡から這い出るヘビと共に水と火が吹き出している図があるんですが、水と火アトル-トラチノリとは戦争の象徴なんですね。テスカトリポカは魔術師の神でもあるけれど戦士の神でもあるし、これも何か関係があるのか……そういえば、オルメカのジャガー神がテスカトリポカの原型という話もあったような。この辺もうちょっと調べてみましょう。

そうそう、会場出口のところには被り物を装着して記念撮影ができるコーナーがありました。下の写真に写っているのははジャガー神像の頭部を模したマスクです。

鼻炎がまたぶり返して地味に辛い日々。やっぱり梅雨時はカビとか増えるからというのもあるんでしょうか?

サイト関連についていえば、『にじのまんなか』の方の作業に注力している状況です。約翰のアステカ修行はラヨシュにとってもプラスになった、と思う……まぁとにかく、なるべく早くサイトを再始動させたいものです。
そちらが落ち着くまではブログの方はあまり書けそうにないんですが、また書ける時がくれば何かしらやります。

ところで、掲示板(撤去予定)に書き込まれたエロスパムを削除しつつ思うんですが、こんなのに引っかかる人っているんでしょうか、いるとしたらどんな人なのか見て……もしょうがないですね。

あー、話は変わりますがデジタルミュージアムで7/10から『ようこそ恐竜ラボへ!』っていう企画展をやるんですね。NHKでも恐竜の番組をやるし、つくづく夏は恐竜の季節ですね。いやまぁ有態に言えば、主に小学生男子に合わせてのことなんでしょうけど。それはそうと、やっぱり岡山で恐竜といえば林原か……で、林原自然科学博物館の計画はどうなってるんでしょう? サイトを見ようとしてもNot Foundで、心配なんですけど。

自分が想像以上に病んでいる、というか疲れていることに気付いて愕然としました。
まぁそのなんだ、とりあえず落ち着け。

だからという訳でもないのですが、県立美術館で開催中の『ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展』に行ってきました。
館内は幾分混雑していましたが、久し振りの美術館は適度な精神の高揚をもたらしてくれました。日ごろ目にすることのない豪華な品々が創作意欲をいたく刺激します。やっぱり、ひたすらPCに向かってばかりという余暇の過ごし方は不健全なものです。
しかしチョコレートやらメキシコ皇帝やらの言葉が気になったり、ルートヴィヒという名前を目にするたびにいちいち反応したりして、だから落ち着け自分……と心の中でつぶやきつつ順路に沿って展示を見て回りましたが、出口直前にベートーヴェンがいて、もう駄目だと思いました。諦めろ、今はきっとそういう時なんだ。

ともかく楽しい時を過ごして帰りました。しかも、別件でとてもありがたいものを色々いただきました。
同人とかサイトとか頑張ります。

デジタルミュージアムで開催中の『古代カルタゴとローマ展~きらめく地中海文明の至宝~』に行ってきました。
ポエニ戦争に敗れ滅亡するまでの「第一章 地中海の女王カルタゴ」と、約百年後にローマ帝国の植民都市として再建されたカルタゴを扱った「第二章 ローマに生きるカルタゴ」の二部構成でしたが、第一章では展示品に当たるスポットライト以外は証明を落とし気味にしてあったのに対し、第二章が始まると部屋全体が明るくなるという演出が、一度は滅びてもまた復活したカルタゴを表わしているようで印象的でした。
展示品の量はさほど多くはありませんでしたが(デジタルミュージアムはリットシティビルの4・5階に入っていますが、5階にも展示があるのかと思っていたら現在のチュニジアの写真パネルとエンドレスで流れる10分ほどの遺跡紹介ビデオ映像があったぐらいで後はデジタルの常設展の桃太郎その他でした)、小粒ながら見ごたえのあるものが多かったです。
チュニジアでも未公開だという世界初公開の大モザイク床のような大作もありました。地中海の12の都市を表わした地図です。モザイク床は他にも色々展示されていましたが、いずれも地中海世界の豊かさや当時の人々が生活を楽しんでいた様に思いを馳せられるものでした。頭からカニの爪が生えた大洋の神オケアノスの顔とか面白かったです。海の幸がいっぱいだなぁとか耳のところから生えている角は「豊穣の角」だから断面が外側に向いているんだなとか思いつつ見てました。
ローマのモザイク床といえばオリエント美術館にも数例ありますが、そういったものとの類似点や相違点について考えてみるのも面白いです。モザイクの他にもガラス製品とかランプとか、似ているのはやはり人やものの行き来があったからだろうかと思いました。
エジプトファン的には、エジプトの影響を受けた作品が多いのも気になりました。確かにエジプトとチュニジア、改めて地図を見ると結構近い……。古代エジプトのリシ棺を思わせる有翼女性神官の石棺は、エジプト・ギリシア・フェニキアの要素が混ざり合ったものですが、表面の仕上げを帰ることで肌や衣服などの質感の違いを表現しているのが見事でした。
他の展示品もそれぞれ興味深かったです。女神タニトのしるしがなんか抽象的で格好いいと思った。
ところで、スペインのカルタヘナが「カルタゴ=ノヴァ(新しいカルタゴ)」からきている地名だというのは知ってましたが、フェニキア人の植民都市カルタゴとは彼等の言葉フェニキア語で「カルト=ハダシュト(新しい都市)」と名づけられたもので、そうするとカルタヘナとはつまり「新・新しい都市」ということなんですね。
お土産には図録と古代ローマ風キャンディーを買いました。キャンディーは古代ローマのレシピを参考に現代人にもおいしく食べられるよう作ったものらしいですが、アニスの風味が特徴的ですね。アーモンドの粒々入りです。
それにしても、展覧会の図録がかなり溜まってきたけど、どこに置こうかなぁ……倉庫を作る話は結局なかったことになったんか(内輪ネタ失礼)。

古代メソアメリカのコーナーに小ネタ1個追加しました。
掘り下げが足りないというか見切り発車もいいところですが、あんまり温めすぎて腐らせてもなんだし……あ、はい、『世界祝福』。大丈夫です忘れてません、いつかきっと……。


去る22日、BIZEN中南米美術館(BLAM) http://www.latinamerica.jp/ に行ってまいりました。
「またかよ、もういいよ」とか言わんといてください、好きなんです。
ともかく、BLAM探訪記第3弾。3度目ということで閲覧者の皆様も大体お分かりでしょうから、基本的なことはもう飛ばしていきますよ。
 第1弾-1 第1弾-2
 第2弾

コパン王ワシャクラフーン・ウバーフ・カウィール。

今回は館長さんのご厚意により、展示の説明や裏話などを聞かせていただきました。
館長さんは気さくな雰囲気の話し上手な方で、興味深いお話を色々してくださったので、こちらもついついあれこれ訊ねてしまったり知ったかぶってしまったり。
BLAMはただでさえ影の薄い県である岡山の(東京の大学に通っていた頃、岡山出身だと言うと「……岡山ってどこだっけ?」と訊かれたものです)さらに端の方の日生にある小さな美術館ですが、その筋では有名なところだそうで、古代中南米ファンなら知っているであろう錚々たる先生方が協力されているとのこと。館長さんは留学中に杉山三郎先生と同じアパートに住んでいて、テオティワカンのケツァルコアトル神殿の発掘中に半ば埋もれたままのケツァルコアトルのレリーフを見せてもらったこともあるとか……ぁあ~、っ羨ましい~っ!

今年の常設企画展は「クフルアハウの残輝 / エピソード2(百花繚乱)」。去年の展示にさらに多くの遺跡の写真を追加してボリュームアップされています。
館内の展示や館長さんのお話などから、マヤへの熱い思いをしかと受け取りました。

ティカル王ハサウ・カン・カウィール1世のレリーフ。BLAMの前身である森下美術館がオープンした頃からあるもので、実物から直接型取りして作られたものですが、現在ではそんなことは許されないそうで、レプリカといえども貴重なものです。また、今となっては現地で雨ざらしになっている本物よりもこのレプリカの方が状態はいいのではないか、とか……ボナンパクの壁画なんかもそうですよね。
ところで、たいていの本では「ハサウ・チャン・カウィール1世」と書かれているこの王の名前がここでは「ハサウ・カン・カウィール1世」となっているのは、館長さんと親交のある八杉佳穂先生の説を立ててのことだそうです。以前から「チョル系じゃなくてユカテコ系の読みを採用してるのは、八杉先生の説にのっとってるんだろうな」と予想してたんですが、当たりましたね。

「クフル=アハウの肖像」で資料がないから適当な色をつけてしまったカウィール神ですが、土器ではこんな感じでした。カウィール神は王権などに関わる神だから、これも王族が用いていたものだろうと思われます。


これはマヤではなくペルーの土器です。
中の液体を注ぐ時に笛のような音がするそうで、息を吹き込んで鳴らしてみていただきました。ついでに触らせていただきました。
館長さん曰く、音がするのは宗教的な用途があるのかと研究者の方に訊ねたところ、それもあるかもしれないが、音がすると楽しいからでもあるだろうといった答えが返ってきたとか。
音といえば、マヤの土笛も演奏していただきました。うまく写真が撮れませんでしたが、BLAMサイト内に写真があるので(「今月のクローズアップ」2008年5月)そちらをご覧ください。
よく響く高い音で、これをジャングルの中のピラミッドの前なんかで聴いたらもうゾクゾクするだろうなぁと思いました。


今回の個人的なお目当て、テノチティトランのテンプロ=マヨールのチャックモール(レプリカ)。
一昨年~昨年に各地を巡回していた「インカ・マヤ・アステカ展」の閉幕と共に役目を終えた彼は、現在BLAMの2階で第2の人生を送っています。
「インカ・マヤ・アステカ展」では高いところに置かれていて見上げることしかできませんでしたが、ここではこんなに近づけます。写真もOK。


ふんどしもバッチリです。
っていうか、古代中南米モチーフで何か作品を作りたいという人の取材にも役立つと思いますよここ。フラッシュを焚かなければ写真OKだし、取った写真はサイトにアップしてもいいっていうかむしろ歓迎されてるぐらいだし。自分で撮った写真なら著作権の心配もありませんよね(著作権者がいるので、写真パネルの撮影はNG)。

他にも色々興味深い話や展示があったんですが、キリがないので……詳しく知りたい方は、ぜひ美術館にどうぞ。
初心者でもマニアでも、それぞれの楽しみ方ができる場所です。マジお勧め。
そうそう、私はこのたび「BLAM広報大使」に任命していただきました。これで今後は「お前はBLAMの回し者か!」と言われても、「いや、広報大使だ!」と言い返すことができます。

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