Tasteless Blog

カクテルの技法・プースカフェスタイルの練習がてら遊んでみました。

……テキーラとカルーアの境界がいまいち…もっと練習が必要ですね。

  <別に訊かれてないけどレシピ>
 ・テキーラ-ゴールド…40ml
 ・カルーア(コーヒーリキュール)…30ml
 ・百年の蜜(リュウゼツランシロップ)…15ml
混ざらないようにそっと順番に注ぎ、グラスのふちにライムの輪切りを飾る。

味は甘めですが、アルコールは結構あります。甘いお酒と言葉にはご用心……。

このカクテルの名前? 言わずもがなでしょう?
 

ところで、なんだかちょくちょく「ウィツィロポチトリの兄・アウィトリカク」について訊かれているようです。
この表記は多分『マヤ・インカ神話伝説集』(松村武雄編 大貫良夫・小池佑二解説 / 社会思想社 / 1984)によっているんだと思いますが、実はこれは間違いでして、『フィレンツェ絵文書』を読んだところ、正しくは「クアウィトリカク」です。多分「木を立てる者」だかなんだかいった意味になるんだと思いますが、ナワトル語についてはかじったとも言えない程度の知識しかないため自信はありません。同じ本を基にしている『世界神話伝説大系16 メキシコの神話伝説』(松村武雄編 / 名著普及会 / 1928年初版・1980年改訂)ではちゃんと「クァウイトリカック」表記になっているのに、どうして間違ったんでしょう?
それはともかく、私はアステカファン暦2年にも満たない初心者であまり詳しくはないので、また調べてみようと思います。
とはいったものの、『フィレンツェ絵文書』バージョンのウィツィロポチトリ誕生譚は多分みんな知っているので、まずはと『絵によるメキシコ人の歴史』をもう一度読み始めました。
……で、さっそく違う話題に引っかかっています。
「Sailò Chalco y trajo por su dios a Tezcatlipuca Nappatecutli」という文があったんですが、テスカトリポカとナパテクトリって同一視とか習合とかされてたんですか?
ナパテクトリといえば、都市チャルコとござ職人の守護神で、4方位のトラロケの1柱で、旱魃担当で、『太陽の伝説』ではトラロックと共にナウィテクパトル(テクシステカトル)を召喚した神、でしたよね?

ああ、コクッパはクッパの手下なのか……ショックだ…マジへこむ…へこみにへこんでへこみまくりへこみ倒す……ああ……。
コクッパの世界とクッパJr.の世界とはパラレルだと思うことにして何とか耐えてきたのに、あんまりだ……。
ルドウィッグが頭脳派という設定をちゃんと押さえてくれているのはいいけれど、でも! でも! でも!

……アイスボールを投げて敵を凍らせるヒゲ男といえばラスプーチンなんてのもいますよね。何人解るんだこんな話。
 

 
図書館で借りている『チチメカ神話 ―ミチョアカン報告書―』(ル・クレジオ原訳・序/望月芳郎訳/新潮社/1987)に、「チチメカ人にあって、実は誰もその酒を呑んではならなかった。なぜならそれは、クマンチェンの神、とても偉い神であるタレス・ウペメ神の酒であり、この神はある日、天空で酔払われたとき、他の神々に地上に投げ出され、そのため足を折られてしまったからだ。この神以外の者は、神の呑まれる酒を呑むことができなかった」という話が載っていましたが、注によるとこのタレス・ウペメ神はアステカ族のテスカトリポカ神に比すべき太陽神とみなされているとのことです。
なんだか情けないエピソードですが、確かに足が傷ついた偉い神様ではあります。
そういえば、テスカトリポカとの関連が指摘されている神は他にもいますね、マヤのK神ことカウィールあるいボロン=ザカブとか。この神は額の煙を吐く鏡と一本足という特徴を持ち王権に関わるものであるというあたりがテスカトリポカに似ているとされます。

テスカトリポカといえば、その分身や化身としてジャガーがありますが、これはオルメカのジャガー崇拝が祖形と考えられているそうです。
これまた図書館で借りている『古代文明の遺産 調和と均衡―メキシコからボリビアにかけて―』(高山智博/アサヒビール/2008)に「3列の石碑群のうち、西側の列の方角(北東に20度53分)は、紀元前700年から紀元前500年にかけて、大熊座の北斗七星の中心を指していた。北斗七星の形はオルメカの特徴的な「ジャガーの口」を表していると考えられた。中央の石碑の列の方角(北東に22度53分)は、紀元前600年から紀元前100年にかけて、竜座の蛇のくねった体の背に輝く星エタ・ドラコニスを指していた。この星はマヤ族にとっても「天の蛇」を表わすものだろうと見なされた。紀元前2000年から紀元前1300年の間、大熊座は安定した位置を維持していたが、紀元前1100年からその位置が動き始め、天から「ジャガーが落ちた」という印象を与えて、紀元前700年にはその「ジャガーの口」が地平線から消えた。オルメカ文化の信奉者にとって、この現象は破局的だと思われたに違いない。一方、紀元前1800年ごろから紀元400年の間、竜座は天で安定した位置を示していた。そこで当時の人びとには「天の蛇」への変更が解決策だと思われたに違いない」とありましたが、アステカの創世神話で第1の太陽であったテスカトリポカを天から落としてケツァルコアトルが第2の太陽になったというのを思い出しました。ちょうどジャガーと蛇だし……何か関係があるんでしょうか?

夕飯のおかずはタンドリーチキンに挑戦してみました。
おいしくできたけれどちょっと辛すぎたので、次はスパイスを控えめにしてみよう……それにしても、アメリカ大陸からトウガラシが伝来していなかったらインド料理ってどうなっていたんでしょう?

『Historia de Tlaxcala』のテスカトリポカがショチケツァルを奪ったという記述がどこにあるかは突き止めました。でもまだ訳はできてません。できません。

 <本日の「ソース求む!」なネタ>
・イツトラコリウキは青のテスカトリポカ
・テスカトリポカが太陽を盗んで第5の太陽の世界の終わりを引き起こす

……しまった、年賀状のペン入れ進んでねぇー!

自転車乗り入れ禁止

11月 24th, 2009

『Historia de Tlaxcala』が届いたー!
でも私はスペイン語は読めんー!
……テスカトリポカがトラロックからショチケツァルを奪った話の細部が知りたくて買ったものの、該当箇所を探し出すのはそうとう骨ですよこれは。いや、解っていたことではありますが。
せめて用語集にその単語が出てくるページが書いてあればなぁ……まったく、なんでこんな重要そうな文献の英訳(日本語訳なんて贅沢は言いません)が出てないんでしょう。アレですか、研究者ならスペイン語なんて読めて当然だからわざわざ英訳版なんてなくても大して困らないということですか。って、私みたいな極ライトなファンは興味を持っちゃいかんのですか。スペイン語をマスターするまでは手出し無用ってことですか。ああもうああもう、こんなところで嘆いても詮無きことではありますが先生方、そんなことじゃ研究成果が多くの人々に還元されているとは言いがたいですよ、本当にもう。
……さて、勉強しないとな、スペイン語……。

※ 以下の文章には性的な記述が含まれます(神話ネタならそういう話題も付き物かとは思いますけどね、やっぱり事前にお知らせはしといた方がいいかと)。
(さらに…)

ふと思い立って『フィレンツェ絵文書』の第五の太陽の創造の話を読み返していたんですが、
「そしてこのこと(火中に身を投じたナナワツィンとテクシステカトルが太陽と月として転生し、明るすぎるとして月の光が弱められたこと)がなされた時、両者は共に現われることができたが、一方で、動くことも軌道を辿ることもできなかった。彼らはただ静かに動くことなく留まっていることができるだけであった。そこで、神々は今一度話し合った。「我々はどのようにして生きるだろう? 太陽は動くことができない。もしかすると庶民の間で生きるのか? こうしよう、我々を通じて太陽が蘇るかもしれない。我々はみな死のうではないか」(中略)そして、全ての神々が死んだにもかかわらず、太陽神は動くことも軌道をたどることもできなかったと彼ら(アステカの人々)は言う。そういう訳でそれはエエカトル(風の神としてのケツァルコアトル)の仕事となり、彼は激しく猛烈に吹きつける風として尽力した。すぐに彼(エエカトル)は彼(太陽神)を動かすことができた」
……神々無駄死にじゃないですか?

いや、神々の血だけだとエネルギーが微妙に足りなかったということかも知れませんが……『太陽の伝説』バージョンだとどうだったかな、とそっちも読んでみました。
「その後(トラウィスカルパンテクトリが霜に変えられた後)全ての神々が一緒に集まった。ティトラカワン(=テスカトリポカ)、ウィツィロポチトリ、及びショチケツァルとヤパリイクエとノチパリイクエという女神たちである。そしてテオティワカンで彼らは皆生贄として死んだ。こうしてそれからすぐに太陽は空に昇った」
こっちだと無駄死にという感じはしませんが、しかしヤパリイクエ&ノチパリイクエとはどんな女神なんでしょうか? ショチケツァルとはどんな関係が?
テスカトリポカ&ウィツィロポチトリという組み合わせも意味深ですね。特に、メシーカ族の守護神たるウィツィロポチトリの出番が全編通してこのシーンだけというのには何かある気がしてなりません。私見ですが、この文書はケツァルコアトルを重視してるっぽい気がするし……もしかして著者に嫌われてる?

まぁどちらのバージョンも、ケツァルコアトルがいいポジションにいることは確実です。『太陽の伝説』では、現在の太陽ナウィ=オリン(4の動き)はトゥーラのケツァルコアトル・トピルツィンの太陽と同じものであるとされているので。

リンゴの皮

11月 19th, 2009

『Nahuatl as Written』まだざっと目を通しただけなんですけど(←いつもそればっかりだな)(←だって時間ないし)、この例文が気になってしまいました。
「intlacamo qualli totlachihualiz in tlatlacatecolo mictlan techhuicazque」(英訳「If our deeds are bad, the demons will teke us to hell」)
これはたぶんキリスト教関連の文書からとったんだと思いますが、ミクトランが地獄の訳語として当てられているのにはなんか違和感。ミクトランは悪人だけが行くところじゃありませんでしたよね、生贄とか産褥死とか水死とか…でない普通の死者がミクトラン行き、いわばアステカの死後の世界は「いかに生きたか」より「いかに死んだか」によって決まるという。
それと、tlacatecolotlトラカテコロトル(単数形、直訳は「人梟」)という言葉は悪魔を表わすのに使われていますが、悪魔を表わす語は他にもスペイン語からの借用語diabloディアブロも使用されていて、これら2つの語の使い分けにはどういうニュアンスがあるのかというのも疑問です。英訳ではそれぞれdemonとdevilを当ててますけど、その辺の感覚が解らないのが辛い……。


留守中に届いていたもの。
『Nahuatl as Written』は、昔の文書を基にしたナワトル語の学習書。
英語の本なので、解説を読むのも一苦労です。判ってたこととはいえ。
創作の参考になるものが得られればいいですね。
『そして船は行く 1巻』は、雑君保プ先生作の、アン+メアリー2人の”海賊潰し”の物語。
ネオジオの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズにハマっていた時に読んだマンガが面白かったので、同じ作者の作品だからと買ってみました。
……あー、やっぱり雑プ先生のマンガ好きだー。ギャグとシリアスの加減が絶妙! バトルシーンわくわくする!
『聖☆おにいさん 4巻』は私が改めて紹介するまでもないですね。
ほのぼのさがいいです。現実もこんなだったら宗教紛争なんて起こらないだろうになぁ。

どうでもいいですが、ふと「スペイン人に征服されて抵抗することができなくなったメシーカの人々は、聖人や聖母の中に自分たちの信奉する神々を重ねることで表面上の改宗をしたのである。たとえば、イエスはウィツィロポチトリ、聖ヨハネはテスカトリポカ、といった具合だった」という話を思い出してしまい、今脳内がえらいことに。

今日は妹の誕生日なので、一緒に食事をしたりプレゼントを買ったりしてました。
新居も見せてもらいましたが、つくづく私の家には物が多いと思いました。旦那も私も物が必要な趣味持ちだしなぁ……。
とまれ、幸せになってほしいものです。
ところで今日は『悪夢に夢を見るな』開設日でもありますが、それは覚えやすい日として選んだからで、サイト内容と妹とは特に関係はありません。

『世界ふしぎ発見!』でマヤの予言として長期暦の終りが2012年12月21日だという話をやってましたね。
私としては長期暦の終りを終末論的な話に絡めるのにはあまり乗り気でないんですが(「ノストラダムスの大予言」の後釜みたいな扱われ方がどうもなぁ)、マヤの暦自体には興味があります。
「ああ、またチチェン=イツァのククルカンですか」「ああ、またNHKの『失われた文明』のサントラですか」とは思いましたが、何やかやで楽しみました。
あ、そういえばチチェン=イツァ、あそこは古典期末~後古典期前期あたりの都市ってことでいいんでしたっけ。有名な割に判っていることは少ないんですよね。

明日は『悪夢に夢を見るな』5周年ですが、しかし何もやらないと思います。っていうか、できないと思います。
やりたいのはやまやまなんですけどね……。

『テレリアーノ=レメンシス絵文書』の解説を読みながら、『バチカンA絵文書』とか『ボルボニクス絵文書』とか『マリアベッキアーノ絵文書』とかのこういうのも欲しいと思いました。
『バチカンA』バージョンのテスカトリポカVSケツァルコアトルの話とか読みたいよう。『ボルボニクス』でテスカトリポカが屋上に立っている神殿(?)に書かれているスペイン語、sacrificioから先が判らない。生贄がどうしたんですか? ただでさえスペイン語なんてできないのにマヌスクリプトだとか500年近く前のものだとか厳しいですよ。
ああそれと『フィレンツェ絵文書』とか『ヌエバ=エスパーニャ誌』の挿絵を全部縮小なしのカラーで見たいです。どこに行けばいいのやら、そもそも行けるのか……?

年賀イラストの下描きにはいまだてこずっております。そうだオフライン用の葉書も買いに行かないと。
やりたいことやらないといけないことはたくさんあるのに、身動き取れない状況がもどかしいです。

元々どこに出しても恥ずかしい悪ガキな娘ですが、近頃「踏み台の使用」というスキルを習得し、さらに悪さがパワーアップしました。
「たのしー♪ たのしー♪」と言いながらさまざまな悪行を働く様を見ていると、なんかもう引き攣った笑いが出てしまいます。
もやしを水にさらしている横から割り込んで、計量カップで水をすくってこぼしたり、もやしをつかみ出して捨てたり……叱ってもしゅんとなるのはその時だけだし、どうしたら。

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