Tasteless Blog

カビ臭い

3月 1st, 2010

「畜生、ヨーロッパの連中め、ろくでもねぇことしやがって」と毒づきつつ資料を翻訳しております。
っていうか、なんでこんな苦行をしてるんだ私は……今度何かおいしいものを食べさせてやってください。
 

唐突にセリエ=マクイルについて調べたくなったものの、資料が少なくて難儀しております。
『Los Dioses en los Codices Mexicanos del Grupo Borgia』に何か書いてあるっぽいけど読めないのがもどかしいです。やっぱりスペイン語ができないときついですね。
とりあえずテスカトリポカとアウィアテオトルとショロトルとの関係をもっと詳しく知りたいです。
以前何かの折にも書いたように、『消された歴史を掘る』が主張する「ケツァルコアトルをトゥーラから追放したテスカトリポカ神(中略)について『ボルジア絵文書』をみるとどうやら、ケツァルコアトル神の分身ショロトル(宵の明星)を指しているようである。とすれば、この争いは同じ宗教の中での、異なった意見を持つ二集団の争いとすることができる」という説はこじつけが過ぎると思いますが、そうでないなら何なのか。
なんでこじつけだと思ったのかというと、「テスカトリポカ=ショロトル」というのはおそらく『ボルジア絵文書』でショロトルがテスカトリポカに似た姿で描かれているところから来ているようだけれど、件の絵文書の他のページも見ていくと、そのショロトルはむしろアウィアテオトルにより似ているということが判るからです。で、そのアウィアテオトルがテスカトリポカに似ているという。「ショロトル→テスカトリポカ」ではなく、「テスカトリポカ→アウィアテオトル→ショロトル」という感じ? それに『消された歴史を掘る』という本は「セ・アカトル・トピルツィン・ケツァルコアトルとよばれたトゥーラの神官王(ミシュコアトルの子セ・アカトルではない)は人身犠牲を否定した」と唱えてもいますが、私としてはこれにも疑義があって。
生贄はさておき、『The Gods and Symbols of Ancient Mexico and the Maya』にあるように、『ボルジア絵文書』においては「ショロトルが病んだアウィアテオトルの姿で描かれている」「アウィアテテオ(アウィアテオトルの複数形)がテスカトリポカの特徴を持って描かれている」ということなんだと思います。「テスカトリポカとアウィアテオトルとの関連」「アウィアテオトルとショロトルとの関連」がそれぞれあって、それらが合わさって「テスカトリポカ→アウィアテオトル→ショロトル」のつながりができたんじゃなかろうかと考えているんですが、具体的にどういう関係なのかが判りません。
 

「テスカトリポカ=ショロトル」説とか「ケツァルコアトルは人身供儀を望まない」という説とかについても言いたいことはあるんですが、時間がないのでまたの機会に。
 

Proudly powered by WordPress. Theme developed with WordPress Theme Generator.
Copyright © Tasteless Blog. All rights reserved.