Tasteless Blog

126cm

4月 2nd, 2012

ケツァルコアトルと髑髏の酒盃。先にpixivとかで見たという方もおられるかとは思いますが、こちらにも載せます。

『Histoyre du Mechique(メキシコの歴史)』に収録された、ケツァルコアトルが父を殺した兄たちを討ちその髑髏から酒盃が作られたというエピソードに想を得たものです。「世間のケツァルコアトルイメージと全然違う!これはネタにしない訳にはいかない!」と思いまして。なお、この話が日本語で読めるものとしては「小沢俊夫編・関楠生訳『世界の民話 アメリカ大陸〔II〕』ぎょうせい/1977」があります。
『太陽の伝説』に収められた類話では兄じゃなくて伯父になってるんですが、そっちはそっちでセ=アカトル(ケツァルコアトル)は伯父たちの頭を壺でかち割ったり唐辛子をまぶした上で体を切るという責苦を味わわせてから生贄にするといった、これまた恐ろしいことしてます。ちなみに、このバージョンも『世界の民話 アメリカ大陸〔II〕』にあります(私としては細部の訳・解釈にちょっと疑問を覚えてますが、しかし大体は原典通りです)。
セ=アカトル=トピルツィン=ケツァルコアトル絡みの話はもっと掘り下げたいと思ってます。っていうか、セ=アカトル以外にも神官王ケツァルコアトルはいるんですよね。ウェマク王もケツァルコアトルだったけれど、妖術師ヤオトル&テスカトリポカ(ヤオトルというのはテスカトリポカの別名の一つだけど)が化けた女たちと同棲してしまいケツァルコアトルたる資格を失ったというような話もあったし。しかしウェマク、ケツァルコアトルでなくなってからも受難が……トルテカ人たちは7年の間飢饉に見舞われ、ウェマクは彼自身の子供たちを生贄に捧げよという妖術師たちの要求に従わざるを得なくなった、とか。そういえば、今のは『クアウティトラン年代記』のエピソードだけど、『太陽の伝説』ではトラロケたちとの球戯に勝ったウェマクが賞品としてトウモロコシではなく翡翠とケツァルの羽根を要求したため4年の間飢饉になり、飢餓に苦しむトルテカ人たちは生贄を捧げたといった話がありました。これらのエピソードについても調べてみたいです。
いやもうまったく、調べたい事が多すぎて大変です。そして実は、今回の記事は前回予告したものとは異なる内容でした……早いとこやれよ!

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