Tasteless Blog

蝙蝠の船

2月 9th, 2011

2月の大阪は無理だけれど、秋の東京に向けてそろそろ具体的なことを考えなければ……っていうか、今プロペチで思いついたネタがあって、それを早く形にしたいです。そのシーンに至るまでが長くてきつい道のりなんですが。鬱展開多い話なもんで、好きでやってるとはいえ疲れてるときには結構来るものがあって……。
それとは別口でコクッパのネタもあるしアステカのあれこれ(特に『太陽の伝説』の訳の続き)もやりたくてうずうずしてるし、ああもう本当に体が1つじゃ全然足りません。

<拍手返信>

>伏さん
コメントありがとうございます。
ショチケツァル=トラソルテオトルの件、こう考えるのが自然かなと私は思いました。
「妻奪い」のエピソードはショチケツァルになっているものとトラソルテオトルになっているものと両方あるのでどちらが本当かと思っていたんですが、よくよく考えたらトラソルテオトルになっているのは『メキシコの神話歴史』(「および同じ本を基にしている『マヤ・インカ神話伝説集』)とその参照元である『The Native Religions of Mexico and Peru』『Mythologies of Mexico and Peru』そしてそれらを参考に書かれたらしき本・文章に限られているようなんですね。『メキシコの神話伝説』の影響下のものは無視していいとして、『The Native Religions of Mexico and Peru』『Mythologies of Mexico and Peru』のネタ元と思しき『Historia de Tlaxcala』ではショチケツァルである以上、本来はトラソルテオトルではなかったのでしょう(なお、『Historia de Tlaxcala』にはトラソルテオトルは登場しません)。それでは何故そんな取り違えが……と思っていたら、「妻奪い」エピソードの直後の記述が目に留まり、ああひょっとして、と。ショチテカシワトルについては「otra diosa(別の女神)」と書かれていたので、ショチケツァルとは別物だと判断しましたが、昔の研究者はその前の部分に出てきたショチケツァルが住んでいる場所「タモアンチャン=ショチトリカカン(花の木の場所タモアンチャン)」に引きずられてショチテカシワトル(花の地の女)をショチケツァルと同じものとしたのだろうかと推測しています。で、卑しさと不浄、これらはごく大まかに言えば同じようなカテゴリーに入れられなくもない概念なので、拡大解釈してトラソルテオトルにまとめてしまったんだろうかと、私はそう思ったんです。
余談ですが、『Historia de Tlaxcala』にはテスカトリポカがトラロックからショチケツァルを奪った事件の詳細は書かれていないようです。なので、『メキシコの神話歴史』の「妻奪い」の話はほとんど松村氏の創作だといえます。
そうそう、これはまた出典が別ですが、隠者ヤッパンを誘惑したのもトラソルテオトルではなくショチケツァルだそうです。詳細はこれから調べるつもりですが、少なくとも『メキシコの神話歴史』所収の話とは違った話っぽいです。銀河の女神シトラルクエイエと水の女神チャルチクエイエ(チャルチウトリクエの別名?)が彼女たちの姉妹であるショチケツァルをヤッパンの元へ送ったとかいう展開らしいです。

本当に、『メキシコの神話伝説』に替わる本が出ないものでしょうか。神話まとめ本でも古代中南米は扱いが悪いし、何とかして欲しいところですが……。
海外には良い本面白い本がたくさんあるのが判っているだけにもどかしく悔しいです。辞書と首っ引きで出来もしないスペイン語の本を読むのは正直キツいし……。

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