Tasteless Blog

ゴムバンド

3月 14th, 2012

ああああ眠いー年中眠いが花粉症の薬を飲んでるこの時期は特に眠いー洗濯物たたみながら眠る風呂入りながら眠る本読みながら眠る……こんなだからネタはたくさんあるのに全然形にできないのです。
……と、そんな折に頂く拍手・メッセージはやはり励みになります。コクッパ関係もペン入れまでできてる絵があるんで、なるべく早くお見せできるよう努力いたします。
 
 
ところで、以前「肩こりがひどい」にて書いた『メキシコの神話伝説』所収の「決死の組打ち」(テスカトリポカとの勝負に勝ち意中の乙女と結ばれた青年の話)の元ネタについて、訂正というか補足します。
松村氏はルイス=スペンスの『Myths of Mexico and Peru』を読んで「決死の組打ち」の物語を書いたようだと言いましたが、他にダニエル=G.=ブリントンの『American hero-myths』も参考にしたようです。そして、スペンスもブリントンもサアグンの『ヌエバ=エスパーニャ総覧』だけでなくトルケマダの『Monarquia Indiana(インディアスの君主制)』も参考にして彼らの本を著しましたが、それらの中でヨワルテポストリの名が出てこずテスカトリポカと呼ばれているのは、もっぱらトルケマダの書いたものに拠ったからではないかと思います。もっとも、トルケマダの本の問題の箇所は『ヌエバ=エスパーニャ総覧』を参照して書かれたようなんですが。
 
 
余談ですが、前にも書きましたけど私、『メキシコの神話伝説』は嫌いじゃないんですよ。不正確な箇所は多いわ脚色大爆発だわ、問題は多々あるんだけど、昭和一桁の日本での資料の入手は今より遥かに困難だったはず。そんな中で、自分なりに推測したり面白い読み物(何度も言いますが、『メキシコの神話伝説』は学術書ではありません)を作ろうとして努力したということは伝わってくるので、どうにも憎めないんですよね。
一方、『メキシコの神話伝説』と並んで参考にしている人が多いであろう本、そしてやはり怪しい記述が見られる本、アイリーン=ニコルソンの『マヤ・アステカの神話』は、あれはどうも好きになれないというのが私の偽らざる本音です。ニコルソンは松村氏とは違って様々な文献を調べたんだろうけど、「ケツァルコアトル最高! 生贄反対!」という自分の主張を通すために、都合の悪いことはぼかしたり隠したりしてるっぽいのが気に食わない。参考文献を詳らかにしない辺りにも不信感を抱いてしまい……この点は松村氏は良心的だと思います。っていうか、参考文献云々以前にそもそもケツァルコアトルへの思い入れが強すぎてあちこち歪になってしまってる印象が拭えません。あくまで私の個人的な印象だけど。

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