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Warum ist Johannes Ludwig bös?では、テスカトリポカがなぜ400人の息子と5人の娘を作ったのかを書いてなかったなぁそういえば。なぜかというと、神々が戦争を望んだからです。男たち400人は太陽が作られる前に死んでしまったけれど、その後生き返ってウィツィロポチトリを宿したコアトリクエを殺害しようとしますが完全武装で生まれたウィツィロポチトリによって返り討ちにあいます。女たちは太陽が作られた日に死んだけれどやはり生き返り、コアテペックで苦行を行なっていました。
『絵によるメキシコ人の歴史』によれば、ウィツィロポチトリが羽毛となって処女のコアトリクエを懐妊させたのは、彼が万能の神であり望むことはなんでもできたからだということです。しかし『フィレンツェ絵文書』では、ウィツィロポチトリが凶兆と称されることがあるのは羽毛によってコアトリクエが妊娠した際に誰も父親が名乗り出なかったためだとされています。私見ですが、コアテペックでのウィツィロポチトリ誕生譚についてのメシーカ人の認識は『絵によるメキシコ人の歴史』の方によく表れているんじゃないかと思います。『フィレンツェ絵文書』の方は著者サアグンの意見が入っているような気がします。キリスト教宣教師としては、異教の神というか悪魔が処女懐胎(『フィレンツェ絵文書』版では子持ちの未亡人だけど、通常の性行為によらず身ごもったということで)によって生まれたなんて認めたくなかったんじゃないかと。それはイエス=キリストの専売特許にしておきたかったんじゃなかろうか、と思うんです。

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