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4色テスカトリポカについての話が行き詰っててですねー……「原初神の息子達は4方位を司る4色のテスカトリポカというのは後世の研究者によるこじつけ」、までで済ませるなら簡単なんですが、「それなら何だと思うのか」ということを書こうとすると難しくて。赤のテスカトリポカとは何か……カマシュトリ・ミシュコアトル・シペ=トテク、そして「テスカトリポカ」や「ケツァルコアトル」との関係、それからウィツィロポチトリに盛られまくった設定をどう見るか……あああ、まとまらん! そしてスペイン語難しい!
 

……そんなあれこれを打っ遣ゃって、近年にわかに注目度アップの古代エジプト冥界神メジェドの『死者の書』での登場箇所を探してました。気分転換! 気分転換!
(クリックで全体)
『死者の書』第17章、死者が再び目覚め起き上がるための呪文の中に登場する冥界の神々の1つがメジェドMedjedらしいです。
「彼らのナイフが決して私を支配することのないように、私が決して彼らの拷問道具の下に陥ることのないように。なぜならば私は彼らの名を知っているからだ。私はオシリスの館の者達の中にいて目から光を放ち、しかし彼自身は見られることのないマアチェトというものを知っている。彼は口から出る炎をまとって天を廻り、ナイル川の神ハピに命令を下し、自らは見られることがない。(後略)」
ウォリス=バッジによる英訳
これらのテキストの引用元であるウォリス=バッジ『The Book of the Dead The Papyrus of Ani』ではマアチェトMātchetと読むようになっていますが、これはこの本が書かれた当時(1895年刊)は今とは音の当て方が異なっていたためのようです。バッジはマアチェトの意味は虐げるものthe Oppressorだとしています。
このメジェド(マアチェト)があのアレの名だというのが、現在エジプト学者達の間で受け入れられている見解らしいです。
大英博物館ブログのコメント欄にて閲覧者の1人の「私が何度か見た本当に面白いものが1つあります。それは脚と目が2つ付いた塩入れみたいな形をしていました。とても変わった格好でした。あれは一体何ですか? どんな意味があるんですか?」という質問に対し、キュレーターのジョン=テイラーは「この像はメジェド(名前の意味は「打ち倒す者」)だというのがエジプト学者達の間で現在受け入れられている見解です。(中略)彼の両目だけが見えていて残りの部分(両足は除く)は覆われているという事実はこの(死者の書第17章の)記述に合っているように思われます。残念なことに、この神については何も知られていません」と回答しています。
 

……すみません、4色テスカトリポカは後回しにさせてください。今の私にはまだ難しすぎました。調べるべきことが沢山あって、一朝一夕にはできそうにありません。
まぁ、他にも色々面白いネタはありますしね。「有名以下略」も「日本誤訳」も増やしたいし。できるところからぼちぼちやっていきます。
 

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