Tasteless Blog

ピロンパン

1月 25th, 2011


『ボルジア絵文書』を参考に描いたテスカトリポカ-イツトラコリウキ-マクイルショチトル。妙に悪い顔になってしまいました。そしてやたらキモい。
ベースがテスカトリポカで、被り物がイツトラコリウキ、鼻飾りと口の周りの手の模様がマクイルショチトル、です。多分。
しかし、テスカトリポカとイツトラコリウキ、テスカトリポカとマクイルショチトルはそれぞれしばしば結びつきますけど、テスカトリポカ抜きでイツトラコリウキとマクイルショチトルが合わさることってあるんでしょうか? 『ボルジア絵文書』の別のページには、マクイルショチトルもその一員であるアウィアテテオの面々が「曲がった黒曜石のナイフ(イツトラコリウキの名が意味するところのもの)」らしき物を頭に着けている図もありますが、それは何を意味しているんでしょうか。
見れば見るほど訳がわからなくなる『ボルジア絵文書』……一応解説ページもあるけど、もっと詳しい説明を切に希望します。
マクイルショチトルと言えば、以前の記事にも書きましたが、『プリメーロス=メモリアーレス』に載っていた聖歌も気になってます。この聖歌は、私はきっちり訳してないんでごく大まかな理解ですけど、彼がそこから来たという花がまっすぐ立つ地(タモアンチャンのことらしい)に行ってトウモロコシの神センテオトルに答えるよう「我が祖母(「我らが祖母」を意味する名の地母神トシのことか)」とテスカトリポカに呼びかけているような内容のようです。豊穣を祈願するとかそんな感じでしょうか? ところでこの聖歌ではテスカトリポカは「tetzauteutl a notecujo」と呼ばれていて、英訳では「God of ill omen, my lord(凶兆の神、我が主)」となってるんですが、「tetzahuitl」という語は吉凶を問わない「前兆」という意味に取られることもあるそうです。ここではどちらがより適切なのか悩む……もっとも、原義は「尋常でない、突然恐怖心を起こさせる、超自然的な何か」といったものらしいので、ここでもやっぱり凶寄りに解釈する方がいいんでしょうか。なお、この語は『神々とのたたかい I』にも「ウィツィロポチトリは(中略)不吉な前兆であった」とあるように、ウィツィロポチトリを表わすのにも使われます(っていうか、むしろウィツィロポチトリの方がメインっぽい)。

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